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 1.介護保険制度の概要

 A.介護保険制度の改正
 2006年4月、介護保険制度が改正されて再スタートしました。改正の背景には、施行から5年以上が経ち、介護保険制度が定着してきたこと、サービス利用者が増えて費用が増大したこと、今後ますます高齢者が増え、認知症や一人暮らしのお年寄りの増加が見込まれることなどがあります。
  
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 ◆見直しの全体像◆
 改正は、「介護が必要になっても、自立した日常生活を継続できるように支援する」という考え方に基づいて行なわれました。
 最も大きく変わった点は、予防重視型になったことです。「要支援」を「1」と「2」に分け、それらの人には介護給付ではなく、「自立支援」の観点に立って再編した新予防給付で対応するようになりました。
そしてサービス内容も、要支援者が要介護にならないように、要介護者がそれ以上重くならないように、という点に重点がおかれています。
 また、できる限り住み慣れた自宅や地域で生活を続けられるよう、在宅サービスや地域密着型サービスが充実しました。さらに、サービスの質を向上させるために、事業者に情報の公表が義務づけられました。
 
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 ◆介護保険のしくみ◆
 介護保険は、介護が必要な高齢者やその家族を社会全体で支援する仕組みであり、40歳以上の国民すべてが加入する強制保険です。加入者(被保険者)は、毎月一定の保険料を支払い、介護が必要と認定されると、わずかな負担額で介護サービスを受けることが出来ます。
 加入者のうち65歳以上の人(第一号被保険者)は、要支援・要介護と判定されると、その原因に関係なく介護サービスを利用できます。
 これに対して、40歳以上65歳未満の医療保険加入者(第二号被保険者)は、「加齢にともなう疾病であって政令で定めるもの」に限られます。これに該当する特定疾病(下表参照)の中で「がん末期」は、2006年4月の改正後に追加されたものです。
 第二号被保険者の保険料は、市区町村ごとに、所得に応じて決められます。そして介護保険のサービスを利用した際に、9割が介護保険から支払われ、1割を自己負担します。
 
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 ◆改正により区分が細分化◆
 保険料の設定はこれまでは5段階(以上)でしたが、改正後は従来の第2段階を分けて6段階(以上) となり、負担能力の低い人に対して保険料負担の軽減がはかられました。具体的には、収入が年間80万円以下で年金以外に収入がない人は、保険料率が低く設定されています。
 また、年金から天引きされる特別徴収の対象が、遺族年金、障害年金にも拡大されました。
 
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 ◆自己負担は1割と食費、居住費◆
 2005年10月、在宅と施設の給付・負担を公平にするために施設給付が見直され、施設入所、ショートステイ、通所サービスの食費・居住費が全額自己負担となりました。居住費は、居住環境の違いにより4種類に分けられ、相部屋の場合は水道光熱費、それ以外は水道光熱費と室料が自己負担です。
 なお、これらの費用については、国によって基準費用額が設定されています。また所得が一定以下の人には利用者負担段階(4段階)と負担限度額が決められ、基準費用額から負担限度額を差し引いた額が補足給付として支給されます。補足給付を受けられるのは利用者負担段階が1〜3段階までの人で、事前に「介護保険負担限度額認定証」の交付を受ける必要があります。
 ただし、高齢夫婦世帯などで、一方が施設に入所したために生計困難になる場合などには、第4段階の人でも、居住費・食費の負担軽減の対象となります。
 
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 ◆特定疾病(40〜64歳の人で介護保険の対象となる病気)◆

がん末期
関節リウマチ
筋萎縮性側索硬化症(ALS)
初老期の認知症(アルツハイマー病、脳血管性認知症、ピック病、クロイツフェルト・ヤコブ病など
後縦靭帯骨化症
骨折をともなう骨粗髭症
閉塞性動脈硬化症
パーキンソン病病関連疾患
脊髄小脳変性症(シャイ・ドレーガー症候群)
多系統萎縮症
糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経障害
早老症(ウエルナー症候群)
慢性閉塞性肺疾患(肺気腫、慢性気管支炎、気管支喘息など)
両側の膝疾患または股関節に著しい変形を伴う変形性関節症
脳血管性疾患(脳出血、脳梗塞など)
脊柱管狭窄症
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HOME|★||★|目次
介護保険の概要
介護保険制度の改正
見直しの全体像
介護保険のしくみ
改正により区分が細分化
自己負担(食費・居住費)
特定疾病(表)
介護保険制度インデックス
介護保険制度の概要
申請からサービス開始まで
ケアプランの作成と実施
予防給付で利用できるサービス
介護保険で利用できるサービス
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